旅行中などにいつも鍵を預けて、留守番をお願いするお隣さん。先日もお世話になったので、そのお礼として花束を届けてきました。
ちょっとしたお礼には、オランダでは花束が定番というか一番無難です。
お隣は年配のオランダ人ご夫妻。インテリアがシンプル好みなので、花束もそれに合わせてグリーンとホワイトのものにしてみました。真ん中にドーンッと大きな花を置いて、その周りをこれまた大きなお花や葉っぱで固めていく…。いわゆるダッチデザインの花束です。
日本のようなお土産文化はオランダにはありませんが、花束のやり取りは盛ん。
オランダはお花が超お手頃価格だから…なんでしょうね、きっと。
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さて、新年を迎えてあっという間に一ヶ月が過ぎていってしまったような気がするのですが…。
1月最後の日も刺繍レッスンです。
優雅にちくちくタイムを過ごしていただきたいので、レッスン前はお部屋をきれいに整えます。
雨模様なので、お部屋の中は明かりを点けて、ついでにキャンドルもいくつか灯して…。
BGMはいつも点けっ放しのラジオ番組「Radio4」。オランダのクラシック専用チャンネルです。
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本日の生徒さんは、デンハーグからお越しのお二人。ハーグからデルフトまではトラム1本で来れるので、とても近いんです。
クリスマス休暇中にエジプト旅行に行かれたというAさん。そのお話を伺いつつ、ちくちくと…。
Aさんは教室に通って来て下さるようになってまだ日が浅いのですが、着々と腕を上げていっていらっしゃいます。糸の色の選び方が落ち着いた色目のものが多く、とても素敵!
一方、Nさん。たぶん今いらしている生徒さんの中では一番長く通って来てくださっている方だと思うのですが、最近はハーダンガー刺繍に加えてクロスステッチも。
本帰国されるご友人の方へ贈るアルバムの表紙にしたい、ということで、オランダらしいモチーフをいくつか選んで刺しています。
アルバムの表紙の窓の部分に挿しこむので、そのサイズに合わせてデザイン決め。デザインになる図案は下記の本とミース本から。
こちらの本は糸色指定がないので、色は少し私もアドバイスみたいなものはしましたが、ほとんどNさんがご自分で選ばれました。初めてのクロスステッチで糸色指定なしで、おまけに細かいリネン使用…ということで、素晴らしいです。
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で、本日の刺繍のお供はこちら。
焼きたてチョコパン。熱々ポップコーン。クッキーにチョコ。
あと、我が子のおやつ用におととい焼いたチーズケーキが冷蔵庫にあったので、そちらも。
レッスンのお供にお出しするものはその時々の私の気まぐれなので、日によって当たり外れがあると思うのですが、その辺りはどうかご容赦を〜。
時々、レッスンなんだかお茶会なんだか分からなくなっていますが、皆さんからの「ここに来ると優雅な気分になれます〜♪」というお言葉が嬉しい限りです。
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そうそう。今日はお二人からお土産をいただいてしまいました。
日本のお菓子〜♪ 美味しそう!
あと、左下の赤いのは ハーグのマーケットで売っているというドライフルーツの苺。
ドライフルーツはオランダでは身近なものですが、苺というのはとっても珍しい! ジューシーで美味しいとのことなので、今日のお夕飯後に家族でいただいてみようと思っています。楽しみ〜♪ ご馳走様です。ありがとうございます。
先日は、久しぶりの友人を招いて 我が家でランチ&アフタヌーンティー。その際に友人から頂いたのが、これ。フィレンツェの石鹸です。
外箱の装飾が本当に美しい…。かなりしっかりした箱なので、お出かけ用刺繍道具入れとしても使えそうです。
石鹸本体もかな〜り美しくて、芸術品のような外観。うっとりします。
友人いわく、「トイレを全面改装したと聞いたので、これが良いかなぁと思って♪」
嬉しい! どうもありがとう〜♪
天然バジルがベースの何とも言えない良い香りが、トイレ中に広がります。
爽やかな気分になれる石鹸。ポプリ代わりとして使える感じです。
天井のスポットライトがお皿に反射して、石鹸にプリズム発生! 綺麗〜♪
キラキラと輝く石鹸! 彫刻のような美しさです。視覚と嗅覚の両方で楽しめる石鹸。ゲスト用トイレにはピッタリです。おまけに、300グラムある石鹸なので、どっしりとしていて存在感があります。
刺繍教室にいらして下さっている皆さんにもぜひ見ていただきたい石鹸ですね。
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というわけで、先週の刺繍教室の風景です。
この日は3人いらっしゃる予定だったのですが、そのうちのお一人がお出かけ直前になってバスルームの水トラブルに見舞われ、来れなくなってしまいました。
バスルームの壁と蛇口をつなぐ部分から水が溢れ出て止まらなくなっているということで心配しましたが、幸い比較的すぐに業者さんが来てくれた…とのこと。水も止まったそうで、良かった〜。
オランダの水はカルキが多いこともあって、こういう蛇口トラブルはよくあるんですよね…。我が家でも何度か経験していて、その度に夫がDIYで直してきています。
あと、うちでは定期的に蛇口本体を取り替えたりもしていますが、もちろんそれもDIY。オランダのホームセンターには何でも揃っているので、何でもDIYできてしまいます。
と、話が逸れましたが…。
そういうわけで、この日の生徒さんはお二人。それぞれの完成したばかりの作品はとっても綺麗です。
ハーダンガー刺繍の王道のような作品です。とても美しい…。
そして…。
レッスンのお供はこちら。
久しぶりに、ブルーベリーチーズケーキを焼きました。フレッシュなブルーベリーがたっぷり入っています。甘さは控えめ。
あとは、こちら。
白ゴマの薄〜いクラッカーに、ツナサラダソースとディルを乗せてみました。
レッスン中につまめるものを…と思うので、なるべく一口サイズで手が汚れないものを選んでいます。なので、どうしても何となく毎回似た感じになってしまうのですが、もうちょっとレパートリーを増やしたいな…。
リビングに暖炉を取り付けたいな〜と思うこと数年。
木の暖炉枠はよくいろんなお店で見かけていたのですが、家族全員が大理石のほうが好き。というわけで、お手頃価格のものをずーっと探していたのですが、ラッキー。ちょうど良いものが見つかりました。
昨年末ぎりぎりに我が家にやってきた暖炉の材料。とりあえずリビングにそのまま放置して、イギリスへ。
年明けオランダに戻ってきてから、設置作業を始めました。
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暖炉を作る場所はリビングの一角。一つ一つの石がかなり重たいので、家族総出の作業。と言いつつも、ほとんどの部分を夫がやってくれました。
直角を測る道具も持ち出して、 歪みの出ないように一つ一つを組み合わせては専用ボンドをつけていきます。
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この暖炉枠の後ろには、「テレビの配線、電気式暖炉の配線、ライトの配線」を隠すことになるので、そういう細かいところの作業も同時進行です。
こちらはライトのスイッチコードを新たに買ってきて、つけているところ。スイッチの配線箇所を少し変更しています。
ライトは暖炉枠の両脇に配置。
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一つ一つの石を組み上げていくと、徐々に暖炉の形になっていきます。
大理石の要所要所を壁に専用接着剤でつけていくので、壁紙の一部は剥がしました。
我が家の壁の奥には、1階から屋根まで続く暖炉用の筒穴が通っています。なので、本物暖炉も作ろうと思えばすぐにできるのですが、火の暖炉はメンテナンスと掃除が大変なので、電気式暖炉を選びました。
電気式暖炉には珍しいブロンズ枠がお気に入り。なかなか重厚感があります。
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電気式暖炉を設置したら、天板部分の大理石を載せて完成。
柔らかい風合いの大理石です。
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でも、配線コードはまだ剥き出しなので、そこの処理を開始。
壁の何箇所かに電動ドリルで配線用の穴を開けていきます。ちなみに、オランダは石造りの家なので、電動ドリルは必須。
この壁と床の境目を隠す飾り板を切り出して、壁の奥に逃がした配線コードも一緒に隠していきます。
ライトの電気コードもほら!このとおり。目立たないようになりました。
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ということで、暖炉は無事に完成! 元々ここにかけてあったベルギー製タペストリーのサイズにぴったりで、ちょっと嬉しいかも〜。
さて、ここで問題です…。
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の写真の中には何かが隠れているのですが、お分かりになりますでしょうか?
タペストリーの真横を無理やり覗き込むと…。こんな感じ
タペストリーをめくると…。
大きな液晶テレビが登場します!
私たちは夫婦揃って、リビングの壁にテレビがドーンとあるのが好きではないので、前からこのタペストリーの裏に隠してありました。
テレビを見る時にはタペストリーを巻き上げて…。ちょっとした映画館にいるような気分にもなれます。
タペストリーの下の白い筒の中にテレビの配線を通しているので、遠目には真っ白。配線は目立ちません。
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夜になると、こんな感じ。なかなか雰囲気があって、やたら寛げる空間になりました。
飾り用の暖炉掃除用具も置いてみました。
大理石製のライトもなかなか良い味を出してくれています。
電球は「炎」の形になっているものを取り付けてみました。
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暖炉の前にはソファを置いてみたり…。
絨毯を敷いてみたり…。
まだ家具の配置をあれこれと変えて、様子見です。
今回3人がけのアンティークソファは処分してしまったのですが、その変わりにカウチソファを置きたいな…と計画中。
夫婦で気に入るデザインのアンティークカウチをゆっくりと探してみたいと思います。