アンジェリーク

2017年1月9日

40ctリネンでハーダンガー刺繍


私のライフワークとなっているハーダンガー刺繍。


通常のハーダンガーは28ct前後のリネンに刺すことが多いのですが、私は繊細な雰囲気の刺繍が好きなので、数年前から40ctリネンにもハーダンガーを施すようになりました。

この写真のピンクッションは、「
40ctリネンにハーダンガー」に初めてチャレンジした時の作品です。


真ん中のバラのクロスステッチは、ヴェロニクさんのデザインによるもの。そのクロスステッチサイズに合わせて周りのハーダンガーのデザインを自分で考えましたが、デザイン決定にあたっては少々頭を捻りました。

でも、とりあえず、バラを囲むハーダンガーの基礎部分(クロスターブロック)が刺し終わり、無事に線が繋がって美しい額状になったので、ホッと一安心。




というのも、ハーダンガーはご覧の通り幾何学的。一目でもずれると美しい幾何学模様が描けないので、今回の「バラの大きさに合わせてハーダンガーの基礎部分を作る」作業には、あぁでもないこうでもないと試行錯誤すること数日。

でも、こうやってクロスステッチ部分とバランスが合うように仕上げられるとちょっとした達成感!



そして…。
その後は中に綿を詰めながら表布と裏布の目数を上下ぴったりと揃えてステッチしたので、真ん中ふっくらピンクッションっぽくなりました。

実はここの作業に一番時間がかかりました。表布と裏布の「織り目」を上下ぴったりに合わせながらステッチしないと美しく仕上がらないので、この2枚同士がずれることは許されないのです。

でも、表と裏の目数がぴったりと合わせられるように刺せる ちょっとした秘訣があるので、それを使って仕上げてみました。


そして、リネンの織り糸カットもほとんど終了。間違えて切ってしまった場合の修正にはかなり苦労しそうな細かさだったので、いつも以上に細心の注意を払ってカッティング。お陰で間違いもなく、格子状にきれいに織り糸が抜けました。




この後は刺繍糸でかがっていく作業。さて、どんなデザイ
ンでかがっていくか少々悩みましたが、最終的にこんな感じになりました。

かなり細かい布目なので、ハサミでリネンの織り糸を切る時には細心の注意を払いましたが、我ながら美しい仕上がりになったかしら…ね。




 

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