毎年キューケンホフでは、園芸農家の新種発表や球根の販売が行われています。園内にいくつもあるパビリオン内に立ち寄ると、珍しい花々を見ることができます。
こちらはランを中心とした南国の花々のパビリオン。鉢植えのランがハート型にデコレーションされています。実にラブリー。
パビリオン内のありとあらゆる場所にびっちりと花鉢が敷き詰められています。
そして、こういう珍しい品種の花々も…。かなり珍しい色合いのランです。
この中で私が一番気になったのは、垂れ下がるピンク色の花。
蕾の段階では逆さまになったチューリップのようで、広がってくるとどんどんその形を変えていく。実に面白いお花〜。忍者みたい。
これ、オランダでは「Medinilla J'adore Dolce Vita」という名前で売られています。我が家の近所の大型ガーデニングショップでも見かけるのですが、日本語では何て言うんでしょう???
これらの珍しい花々は、パビリオン内で売られています。
こちらの 可憐で清楚な雰囲気のユリもかなり気になりました。
花弁がかなり大振りなので、存在感があります。
パビリオン内ではオランダの古い民謡に合わせて踊っている人たちもいました。かつてのオランダは村ごとに民族衣装が異なっていたので、全員の格好はバラバラ。
昔は着ている衣装によって、どこの出身者が分かるようになっていたんですね。
そして、こちらはモンドリアンをモチーフにしたパビリオン。現代オランダらしい雰囲気です。
最後の写真はこちら。チューリップ専用の花瓶。デルフト陶器です。
かつてチューリップバブルと呼ばれた時代があって、その当時のチューリップは大変希少。なので、こういう形の花瓶が生まれたそうです。
ちなみに、当時のチューリップを現在の日本円に換算すると…。
なんと! 「球根1個=約600万円」。
凄すぎます…。