アンジェリーク

2017年1月28日

Mies Bloch(ミース・ブロッホ)の図案とチーズ市




オランダを代表するクロスステッチ作家Mies Bloch(ミース・ブロッホ)。


Mies Blochが活躍していた1960〜80年代には、オランダ人ステッチャーの皆がこぞって彼女の図案を刺していたようで、今現在のアンティーク市場にはMies Bloch図案や作品が多く出回っています。



数年前に、私がこのMies Bloch作品をフェイスブックのクロスステッチグループで初めて日本へ紹介した時に物凄い反響があったのはこちらの記事にも書きましたが、それ以来ずーっと不思議に思っていること。



それは…。

なぜこんなにもMies Blochが今の日本のステッチャーさんたちの間で人気が出たのか?ということ。


彼女の図案はオランダの日常生活を描いたものが多く、一つ一つのモチーフを眺めていると本当に楽しくなります。

ただ、それはオランダの諸々を知っているから楽しめるのかな?と思っていたのですが、日本でこれだけ反響があるということは、そうではないということ。その理由が何なのかは知りようもないのですが、全体的に素朴で牧歌的な雰囲気が良いんでしょうか?ね♪



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さて、Mies Blochがデザインした数々のオランダモチーフ。それらについて少しずつこちらのブログで書き記していく予定でいますが、本日のモチーフはこちら。

赤い帽子を被った男性二人が、何やら黄色い塊を運んでいます。


これ、何をしている光景だと思われますか?




実は、この黄色い塊はオランダ名物のゴーダチーズ。というわけで、これは今でも定期的に行われているチーズ市の様子を描いた図案です。


では、実際のチーズ市の様子と この図案を比べてみましょう。

こちらの写真はアルクマールのチーズ市の様子です。14世紀から続くチーズ市で、たくさんの観光客が見物する中で実際のチーズの取り引きが行われます。チーズの品質チェックが終わった後に、計量所までこうやってチーズを担いで運びます。重さは100キロを超えるそうです。



ちなみに、品質チェックは複数人で行われます。丸い大きなチーズを少し切り出して、味や匂いをチェック。






チーズチェックの間、カラフルな帽子を被った運搬人たちは計量所の建物の前で待機しています。



そして、いよいよ運搬作業が開始。












ちなみに、アルクマールのチーズ市はこのチーズミュージアムの前にある広場で行われています。建物の中には大きな計量秤が置いてあり、そこに乗ることもできます。チーズ市見学の後にはぜひ中へ♪




チーズ市は午前中開催なのでちょっと早起きして出かけることになりますが、オランダ観光の際にはぜひお立ち寄り下さいませ。



【アルクマールのチーズ市情報】
https://www.kaasmarkt.nl/



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