先日エンクハウゼンに出かけた記事の中で最後に触れましたが…。
ゾイデル海博物館に出かけた目的:ミース・ブロッホ(Mies Bloch)がデザインした「薬局の看板おじさん」。
看板おじさんが何者なのかは、こちらの記事を読んでいただくとして、本日は実際の「彼」に出会ったレポートを…。
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ミースさんがデザインした「ターバンを巻いたおじさん」。
こちらのターバンおじさんがいるのが、ゾイデル海野外博物館の中にある薬局です。
この薬局自体の看板は、こちらのおじさん。王冠を被っています。
では、薬局の中に入ってみましょう。
かなりお洒落な雰囲気の薬局です。実験室のようなブースで、いろんな薬を調合したりしていたようです。
そして…。
この薬局の奥に進むと、おぉ〜っ!
たくさんの看板おじさんたちが出迎えてくれました! ターバンを巻いたムーア人以外のおじさんたちもいて、なかなか面白い!
少し怖いような感じもしますが、一人一人をじっくり見ていくと、実に個性豊かです。
丸薬を舌の上に乗せている人もいたりします。
こちらは白目を向いています。余程お薬を飲みたくないのでしょうか???
王冠を被っている こちらの人の口もなかなか特徴的です。強風が思いっきり口の中に吹きこまれているような…そんな感じの口ですね。
こちらも目を剥いているような感じで、怖〜い! 夢に出てきたら、悪夢にうなされそう…。
ターバンおじさんも色んなバージョンの人たちがいます。
以下のお二人は、頭や顎に包帯を巻いているので患者さんたちなのでしょう。
左頬に白いガーゼを当てている患者さん。歯痛でしょうか? かなりの痛みなのか、口をあ〜んと開けるどころではなく、頬から口が歪んでしまっていますね。
で、この中のどこにミースさんのデザインの元になったおじさんがいるのかなぁ?と探してみると…。
いました〜っ! この方です。
では、ここで再度ミース・ブロッホ図案のターバンおじさんにご登場願いましょう。
部分的に実物とは少し違うのですが、もしかしたらミースさんは図案化にあたって、わざと変化をつけたのかもしれません。
こちらの薬局でこの「看板おじさん」と対面できるのは、野外博物館が開いている春〜夏にかけて…だけです。もし行かれるご予定のある方は開館期間にご注意くださいね。