アンジェリーク

2017年10月24日

ハーダンガー刺繍で一番の注意点! 「織り糸のカット」



そろそろ冬時間を迎えるオランダ。お昼間でも空は厚い雲に覆われる日が増え、本日も朝からどんよりとした空模様でした。

気温もかなり低くなってきているのですが、朝は必ずセントラルヒーティングの設定温度を思いっきり下げてから、全てのお部屋の窓を開けて空気の入れ替え。

そして、お掃除です。

掃除していると開け放たれた窓から入ってくる冷気も寒く感じないし、これで一日気分もスッキリ!

そうこうしているうちに、生徒さん方が玄関をピンポーン!




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本日の生徒さんのうちのお一人は、2歳のお子ちゃま連れです。本当に愛らしくて、場を和ませてくれます。おしゃべりもとっても上手!


でも、皆さんがチクチクしている間は、こんな感じ♪


我が家にあるおもちゃで遊んだり、ママのお隣でお描きしたりお菓子やサンドイッチを食べたり…。ずっとご機嫌!
お陰で、ママのステッチも進みます。




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本日の生徒さん方は、体験レッスン後の初レッスン。

でも、お家で既に復習チクチクされていて、素晴らしい! で、刺したものをお持ちいただいたのですが…。


 あ〜、どうしましょ…。切ってはいけないリネンの織り糸を計8箇所カット済み…。

ハーダンガー刺繍で絶対にカットしてはいけない場所は、「刺した刺繍糸と並行している織り糸」なのですが、今回カットした場所は正にそこ。
大きな作品ならば何とか修復を試みるのですが、これはまだ練習用。なので、いさぎよく(!)あきらめて(?)いただきました。

でも、ハーダンガー刺繍を始めた頃に色々と間違いをしておいたほうが、大きな作品を刺した時に間違えなくなるので、ある意味「最初に一度は失敗しておいたほうが良い」と思っています。

ハーダンガー刺繍はカットの間違いをしたり、刺し方の間違いによっては、このように布が崩壊します。そうすると、修正するのはなかなか大変。

ただ、間違えてカットしてしまった場合でも修復できることは多いので、それほど恐れなくても大丈夫です。


ということで、気を取り直して…。
本日のメインはブランケットステッチの刺し方。

練習なので、糸のつなぎ方の箇所では糸色を変えて…。

どこで糸をつないだのか全く分からない方法を伝授いたしました。そうしたら、生徒さん方が「おぉっ!」と感嘆の声を上げてくださって、その反応に私も嬉しくなってしまいます。


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さて、私も刺しかけのものがあるので、レッスン後の今夜もチクチク〜。

これから悪天候が多くなる冬のオランダ。罪悪感(?)を感じることなく、思いっきりお家にこもってチクチクタイムを楽しめます♪




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