以前の記事でご紹介したミース・ブロッホの『ザーンセスカンスの風景』。
こちらの作品の中でたくさんステッチされているのは、家々の前を流れる運河を行き交う鴨たち。
オランダは国中に運河が張り巡らされており、ザーンセスカンスに限らずこういう水鳥たちは実に身近な存在です。
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うちの近所の道路でも、春〜夏にかけてはこういう光景を目にしたりすることも。
この白鳥親子は、突然ここを横断し始めたので、車は両方向でいきなりスト
長い長〜い渋滞ができてしまっていましたが、白鳥一家は
こういう時には、車も完全諦めモード。静かに待ちます。
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で、話をザーンセスカンスに戻しますが、こちらでも鴨たちがミースさんのクロスステッチの世界そのままに暮らしています。
ミースさんが描いたのんびりとしたザーンセスカンスは、当時と同じように時がゆったりと流れている町。
そのゆったりした空気感の中、家々の前を流れる運河で、優雅に泳ぐ鴨たち。
ザーンセスカンスの家々と鴨は、クロスステッチの題材にぴったりですね。
ミースさんがザーンセスカンスを好んで図案化したのが、この場所に来ると本当に良く分かります。
ザーンセスカンスはどこを切り取っても、本当に絵になる場所ばかり。
そして、鴨が泳ぐ姿もこれまた絵になります。
そうそう! この鴨さんたちはとても人懐っこくて、すぐに傍に寄ってくるんですよ。 なので、ほら! こんなに近くでパチリ! なかなかの美形さんですね。