2017年10月12日
アンティーク店で出会ったミース・ブロッホ作品
ここ1ヶ月ほどの間ですが、ハーダンガー刺繍の体験レッスンにいらっしゃる方たちを拝見していて 一つ気がついたことがあります。
それは…。
この薄緑か薄ベージュの糸を選んで刺される方が多いな…ということ。
体験レッスンでは、他に水色と薄ピンク色とホワイトの糸を用意して、お好きな色を選んでいただいています。薄い色のみを用意しているのは、粗が目立ちにくいから…。
初心者の方が白布に濃い色で刺すと、糸の隙間から布地が透けて見えやすくなってあまり美しく仕上がらないことが多いのです。なので、体験レッスンでは薄い色で刺していただくことにしています。
そんなわけで、体験レッスンにいらした方には最初にどの色にするか選んでいただくのですが、ここ最近は圧倒的に「薄緑」が大人気!
今は、薄緑の気分の方が多いっていうことなんでしょうか、ね♪ 何だか面白いな〜と思って、皆さんが糸を選ぶ時間は私もちょっとワクワクしています。
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話変わって…。
つい半月ほど前のこと。
ちょっと用事があって、今まで行ったことのないマイナーな街へ出かけてきたのですが、ここで思いがけない出会いがありました。
たまたま通った道に 気になる雰囲気のアンティークショップがあり、少しだけ時間があったので立ち寄ってみることにしたのですが、これがまぁオランダにありがちな奥が深〜い店舗。
店先にあったコーヒーカップのセットが気になりつつ、他の品物も吟味していると…。あらっ♪ ミース作品がある〜!
こちらの作品。アンティーク市場にはチャート自体もあまり出回っていないし、刺した作品自体もほとんど見かけることがありません。
ちなみに、こちらの作品のチャートが載っている雑誌はこちら。
この雑誌を開くと…。
こんな感じで上記のアンティークショップに置いてあった作品が載っています。ミースさんらしい図案ですよね。
オランダは色んな街にアンティークショップがあって、本当にお宝の山。一見するとただのガラクタにしか見えないものもたくさんあるのですが、その中から掘り出しものを見つけるのは本当に楽しい!
この街。特に観光地ではないし、行き交う人々はおそらく住民ばかり。でも、旧市街にある 新しそうで立派な地下駐車場はなぜかその日は無料だったし、上記アンティークショップのオーナーお薦めカフェも居心地良すぎ!
地元民が集うそのカフェでは皆が笑顔で挨拶してきてくれるし、おそらく用事のない限りは二度と立ち寄ることのない街だとは思うのですが、それでも「また来てみたいな〜」と思えた街でした。
オランダのどうってことない田舎町。他の場所もそうなのですが、けっこう好きです。