アンジェリーク

2017年10月31日

冬のクロスステッチと風変わりなチョコレート


久しぶりにクロスステッチ。

ハーダンガー刺繍のほうが断然好きなのですが、たまにクロスステッチも刺したくなります。


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冬時間に突入し、朝晩はますます冷え込むようになってきました。そうすると、オランダはスケートの季節。

運河が凍るとそこで普通にスケートをするのがオランダ人ですが、暖冬の年でも各街には臨時の屋外スケート場が登場したりします。


こちらの写真は、デルフト旧市街の「牛広場」。

夏は、ここにカフェのオープンテラス席がダーッと出るのですが、冬はこんな感じ。臨時のスケート場になります。自分のスケート靴を持ち込んで滑る人も多いのですが、ない場合は受付でも借りられます。

オランダ人にとって、スケートは実に身近なスポーツです。



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さて、冬に向かってオランダのあちらこちらの店舗に登場し出すのが、こちらのレターチョコレート。
このレターチョコは、12月5日のシンタクラースのお祭りに向けての商品。シンタさんとチョコは切っても切れない関係で、プレゼントには必ずこのレターチョコを添えるのが習わし。

我が家でももう早々に子どものレターチョコをゲットしておきました。(早めに買っておかないと、子どものイニシャルが売り切れ状態になってしまうことがあるのです…。)

これで今年も安心!


まぁどうしてもない…ということになったら、シンタさんの「S」チョコを買うという手もあるのですが、やはり子どもは自分のイニシャルチョコのほうが喜ぶので、毎年早めに購入しておくことにしています。


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シンタさんチョコとは別に、オランダ人はチョコレートが大好き! お菓子売り場でもチョコの商品棚の充実度はなかなかのもの。板チョコだけでも色んな種類があります。

カカオが濃いし、チョコ好きには魅力的な国かも♪


そんなオランダのチョコレート。各スーパーのプライベートブランドチョコの品質もなかなかのもの。

いつも行くオランダの老舗スーパーAH(アルバートハイン)。こちらが少し前から売り出しているチョコレートが攻めに攻めている!



「イチゴとバルサミコ酢」のピュアチョコレート。




まさか!の「わさびと大豆」のピュアチョコレート。



そして…。まさかまさか!の「ゆずと昆布」のミルクチョコレート。


あまりにも攻めすぎ〜!


というわけで、気になってはいたものの ちょっと怖くて手が出せずにいました。が、ついに試し買い!


家族皆で恐る恐る口にしてみましたが、あらっ? 意外と美味しい〜! クセになるお味かも♪

私はわさびが一番気に入りましたが、他にも色んな種類が出ているので今度はそれらも試してみようかな、と。(友人いわく「ブルーベリーとすみれのチョコが美味しいわよ〜」というので、それも買ってこよう♪)

冬は、チョコをつまみつつチクチクタイムが幸せ感じますね。



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2017年10月29日

思い出話:イギリスのマナーハウスで結婚式



今日から冬時間になったオランダ。

毎年10月最終週の日曜日(午前3時)に時計が1時間戻ります。ついつい忘れてしまう人も多いせいか、新聞でもこのようにお知らせが入ってきます。





そんな冬時間初日。ずっと子ども部屋のDIY中で、壁紙を全て剥がしたりペンキ塗りをしたり…で終わりそうな気配。

でも、時々チクチクタイムを入れつつ、PC内に散らばっている昔の写真を整理したり…。

冬に向かう週末にふさわしい(?)過ごし方をしております。


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で、写真整理をしていたらけっこう懐かしいものがたくさん出てきました。
本日はその中からイギリスでの結婚式の話題を…。

もう7〜8年前のことになりますが、古くからの友人がCliveden(http://www.clivedenhouse.co.uk/) というマナーハウスを完全に借り切っての結婚式&披露宴を行い、私たち家族を揃って招待してくれました。

新郎新婦も招待客も全員ここで1泊し、宿泊費用も何から何まで全額、新郎新婦持ちという 実にゴージャスな結婚式。

私たち家族もオランダからイギリスまでは車ごとフェリーで渡り、そこからマナーハウスまで出向いたのですが、他の招待客の皆さんが乗ってきた車を見るだけでも 目の保養になりました。




友人が、私たち家族のために 最上級クラスのお部屋を用意してくれたのですが、広すぎて写真に納まりきらない。まさに貴族の館そのままです。




お部屋から見える広大な中庭も、それはそれは見事でした。





そして…。
このお部屋のバスルームがこれまた素晴らしい!



窓側にはドレッサーとタンスも置いてあったのですが、この暖炉もそれはそれは重厚で良い感じ♪


バスルームがふかふか絨毯というのは昔のイギリスの館ではけっこう一般的だったのか、こことは別の古城ホテルに泊まった時にも同じようなバスルームでした。


---で、肝心の結婚式ですが、このマナーハウスから少し離れた教会でとり行われました。参列者は貸し切りロンドンバスで教会まで。


教会から戻った後はレセプション。その後、ディナー用の洋服に着替えてお城の広間へ。(なので、私も昼用のワンピースと夜用のロングドレスの2着を用意していきました)


ディナーの後は打ち上げ花火が20分ほど立て続けに夜空に広がり、その後も別の部屋に場所を移して歓談タイム。

お昼から夜中までずーっと続いた結婚式&披露宴。でも、途中で自分のお部屋に戻ったりもしていたので、疲れることもなく本当に楽しかった!

こんなに豪華絢爛な結婚式にはもう二度と出席することはないと思うのですが、夢のような素敵な1泊2日を過ごすことができました。今でもとても素晴らしい思い出のうちの一つになっています。





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2017年10月25日

刺繍教室だというのに…朝の二度寝で大慌て! そして、ハーダンガー刺繍に最適なラメ糸。


冬時間に向かい、朝8時でも真っ暗なオランダです。

平日は朝6時に起きてお弁当を作るのですが、家族を職場や学校に送り出した後でも、そんなわけで外はまだ真っ暗。

その真っ暗な中、家族に「行ってらっしゃ〜い♪」をした後は、一人でゆっくりコーヒーと朝ご飯をいただくのが常。でも、今朝は何だかやたら眠かった…。

少しだけソファで横になるつもりで、ゴロン。でも、そのままぐっすりと寝入ってしまったようで…。


それが本日の失敗の元。

玄関チャイムの音で目を覚まし…。

あ〜っ! レッスン時間!

そうなのです。本日も刺繍教室。慌ててソファから飛び起きて時計を見ると、お約束していた10時15分。

あ〜っ。どうしよう〜。まだパジャマのまま…。



でも、玄関の外には生徒さんお二人。これが配達人とかなら居留守を使っちゃうところですが、そんなわけにはもちろんいきません。


パジャマのままドアを開けましたが、生徒さんお二人はもちろんビックリ! 「具合が悪いんじゃ…?大丈夫ですか? また出直します」と、やたら心配されてしまって、もう穴があったら入りたい…状態。

いやいや、ただただ二度寝してしまっただけなんです…。



というわけで、とりあえずお二人にはリビングでチクチクしていただいて、私は2階で身支度。

あ〜、朝の二度寝は危険過ぎますね…。でも、二度寝ってどうしてあんなに熟睡しちゃうんでしょ??? 今度からはお教室の日に朝のソファでゴロンは絶対禁止です〜。



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というわけで、リビングで待っていただいていた本日の生徒さん方。ハーグ在住のお二人です。
お待たせしてしまって本当に申し訳ない限り…。というか、パジャマ姿で出迎える刺繍教室って他にないですよね。以後気をつけます、はい…。

ただ、今朝の惨状を予感(?)していたのか、いつもは朝やる掃除やケーキ作りを昨晩に全てし終わっていたので、その点では慌てないで済みました。(でも、できればお寝坊のほうを避けたかった…)





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さて、本日のお二人。ご自宅で途中まで色々と刺してきたものを見せて下さいました。



まずは、Rさん。レッスンは1ヶ月ぶりだったのですが、その間いくつも作品作りをなさっていて本当に素晴らしい!








今は小物を中心に、本のチャートを見てどんどん刺し進めていらっしゃいます。

本日はかがりでよく使われるピコットを練習。きれいに大きさを揃えるコツを伝授いたしました。
初めてのピコットとは思えないほどお上手です。




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そして、Nさん。今はクリスマスものをたくさん刺していらっしゃいます。





同じデザインでも布や糸の合わせ方を替えると、かなり違う雰囲気の作品になります。この組み合わせを考える作業はまたハーダンガー刺繍の面白さの一つだと思います。



そして、こちらの作品も色がとっても素敵!グリーンとブルーとグレーが合わさったような色合いの糸。なんて素敵な色味なんでしょう〜。





こちらを見せていただいた時に、これはDMCの糸ではないなぁ…と思ったら…。やはり違っていて、Venusの糸でした。

このVenus刺繍糸はタイ製なのですが、DMCより価格が抑えめ。日本の手芸店で売られているのかどうかはよく知りませんが、オランダではよく見かける糸です。


私はDMCが好きなのですが、こういう色味を見るとVenusの糸も使ってみたくなります。渋めの色合いで大人な感じが本当に素敵!



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さて、今回のお二人。クリスマスものを刺していらっしゃるということで、ラメ糸の金糸を多用しています。ただ、お二人とも25番刺繍糸の金糸を使っていらっしゃって、「とても刺しにくいんです〜。すぐにボソボソになっちゃうし…」とお困りの様子。


そうなのです。クロスステッチならば25番糸の金糸で十分綺麗に刺せるのですが、ハーダンガー刺繍の場合は糸で「かがる」箇所が多いので、25番のラメ糸だと強度的にもあまり使い勝手が良くないのです。

というわけで、私が使っているのはこちらのラメ糸の数々。
これらのラメ糸はどれも比較的ハーダンガーには使いやすいと思います。


中でも断トツお薦めなのが、こちら。
ラメの輝きが他のものとは全く違うし、何より柔らかいので刺しやすいのです。ハーダンガー刺繍をされる方には断然お薦めの金糸。ただ、気持ち太めなので、カウント数の大きいリネンには向きません。

このラメ糸はイギリスに出かけた時に試しに購入してみたのですが、買って大正解でした。残り少なくなってきているので、また買ってこなくちゃ。




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2017年10月24日

ハーダンガー刺繍で一番の注意点! 「織り糸のカット」



そろそろ冬時間を迎えるオランダ。お昼間でも空は厚い雲に覆われる日が増え、本日も朝からどんよりとした空模様でした。

気温もかなり低くなってきているのですが、朝は必ずセントラルヒーティングの設定温度を思いっきり下げてから、全てのお部屋の窓を開けて空気の入れ替え。

そして、お掃除です。

掃除していると開け放たれた窓から入ってくる冷気も寒く感じないし、これで一日気分もスッキリ!

そうこうしているうちに、生徒さん方が玄関をピンポーン!




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本日の生徒さんのうちのお一人は、2歳のお子ちゃま連れです。本当に愛らしくて、場を和ませてくれます。おしゃべりもとっても上手!


でも、皆さんがチクチクしている間は、こんな感じ♪


我が家にあるおもちゃで遊んだり、ママのお隣でお描きしたりお菓子やサンドイッチを食べたり…。ずっとご機嫌!
お陰で、ママのステッチも進みます。




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本日の生徒さん方は、体験レッスン後の初レッスン。

でも、お家で既に復習チクチクされていて、素晴らしい! で、刺したものをお持ちいただいたのですが…。


 あ〜、どうしましょ…。切ってはいけないリネンの織り糸を計8箇所カット済み…。

ハーダンガー刺繍で絶対にカットしてはいけない場所は、「刺した刺繍糸と並行している織り糸」なのですが、今回カットした場所は正にそこ。
大きな作品ならば何とか修復を試みるのですが、これはまだ練習用。なので、いさぎよく(!)あきらめて(?)いただきました。

でも、ハーダンガー刺繍を始めた頃に色々と間違いをしておいたほうが、大きな作品を刺した時に間違えなくなるので、ある意味「最初に一度は失敗しておいたほうが良い」と思っています。

ハーダンガー刺繍はカットの間違いをしたり、刺し方の間違いによっては、このように布が崩壊します。そうすると、修正するのはなかなか大変。

ただ、間違えてカットしてしまった場合でも修復できることは多いので、それほど恐れなくても大丈夫です。


ということで、気を取り直して…。
本日のメインはブランケットステッチの刺し方。

練習なので、糸のつなぎ方の箇所では糸色を変えて…。

どこで糸をつないだのか全く分からない方法を伝授いたしました。そうしたら、生徒さん方が「おぉっ!」と感嘆の声を上げてくださって、その反応に私も嬉しくなってしまいます。


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さて、私も刺しかけのものがあるので、レッスン後の今夜もチクチク〜。

これから悪天候が多くなる冬のオランダ。罪悪感(?)を感じることなく、思いっきりお家にこもってチクチクタイムを楽しめます♪




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2017年10月22日

オランダ独特の習慣:アンティーク時計にかけるクロスステッチの専用リネン


今月末からは冬時間。

というわけで、冬に向かって観葉植物をいくつか買い足そうと思って、近所の大型ガーデニングショップへ出かけてきました。

オランダの大型ガーデニングショップは本当に面白くて、お花以外のものがいろいろ置いてあります。家具やペット用品、お菓子やチーズやパンなどの他に、ウサギやハムスターや小鳥や熱帯魚や鯉も販売されていたり…。ちょっとしたデパートより断然楽しい場所だったりします。

そして…。

今の時期から徐々にクリスマス用品が増えていきます。いろんなオーナメントの新商品も出てくるので、それらを毎年吟味するのが本当に楽しい!

思わずここで寛ぎたくなるようなブースが、ガーデニングショップの中にはいくつも! こういうものはインテリア作りの参考にもなるし、見ているだけでも心豊かになる感じがします。




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でも、今日このお店で目に留まったのは、こちら。オランダのフリースラント州のアンティーク時計です。





時計板もとても凝っていて、素敵な雰囲気ですよね。


このタイプの時計は我が家のリビングにもあって、1時間ごとに優しい鐘の音で時を知らせてくれます。おもりで時を刻むので、とってもエコ。半永久的な時計なのです。(うちの掛け時計の過去記事は、こちらへ)



真横から時計を見るとこんな感じ。クロスステッチの専用クロスがかかっています。



この2基の風車は、Mies Bloch(ミース・ブロッホ)のデザインです。実際にオランダにある風車を忠実に再現しているステッチなので、風車好きには堪らない感じでしょうか、ね。

ちなみに、こちらの図案についての過去記事はこちらです。


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そして、もう一つ。
「これ、いいなぁ♪」と思ったのは、この時計のすぐ傍に置いてあった糸紡ぎ機。

ディスプレイとして飾られているものなのですが、これもとっても素敵!



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