2017年4月30日
ベルギーの街のカフェでは、やはり何と言ってもベルギービール!
昨日の記事の続きです。
宿泊先ホテルから、ルーヴェン大学の建物群を眺めながらマルクト広場へ向かうと…。
まるでお城のようなまっ白な外壁のルーヴェン市庁舎が見えてきます。
このルーヴェン市庁舎。ベルギーの色んな街の市庁舎の中でも、群を抜いて美しい建物なのではないかと…。もう本当にうっとりするほど豪奢な市庁舎です。
別の角度から見ると、繊細な彫刻がよく分かります。ただただ美しい…。
と、しばし豪華な市庁舎をうっとりと眺めた後は、市庁舎の真向かいにあるカフェで休憩タイム。
ちょうど太陽が出ていたので写真では暖かく見えるかもしれませんが、この時の気温は10℃以下。寒〜い。
オランダ人と同じくベルギー人も太陽が照っている時にはテラス席の日当たり良い場所を陣取るのが常ですが、日向でも風が吹いて寒いので、私たちは店内へ。
ちょうど窓際の席が空いていたので、そこに座って外を眺めると…。
有名なDuvelの文字が入ったパラソルが目立つ目立つ♪
というわけで、それに影響されたらしい家族が注文したのがこれ。
でも、私は普通のビールはあまり好きではないので、こちらを注文♪ 自然発酵のさくらんぼビールです。色も綺麗だし、美味しかった〜♪ やはりベルギーのフルーツビールは最高!
ちなみに、オランダでもそうですがベルギーでもビール1杯をカフェでゆっくり時間をかけて飲むのが一般的。日本のようにグイッと飲み干す人はまず見かけません。ワインのような飲み方かもしれませんね。
ビール1杯をゆっくりと飲みながら、まったりとカフェで寛ぐ。これが、こちらのビール文化のような気がします。
5月休暇はベルギーへ
オランダには毎年4月後半〜5月前半にかけて、Meivakantie(メイヴァカンチー)と呼ばれる学校休暇があります。
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我が家の今年の5月休暇前半は ちょこっとベルギーへ出かけることにしました。まずは、オランダ国境から比較的近いルーヴェンの街へ。
ルーヴェンへ来るのはこれで4回目なのですが、いつ来ても落ち着く街。
ここには、世界最古のカトリック大学のうちの一つ ルーヴェン大学があります。ヨーロッパの学生街独特の雰囲気が堪らなく大好きです。
ちなみに、ルーヴェン大学の建物は街中に分散しています。街を歩きながら、大学の建物を探すのも楽しいかも♪
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今回泊まったホテルの周りは、13世紀の家々がそのまま残る中世の街並みが広がっていました。「Begijnhof(ベギンホフ)」と呼ばれる区域です。
ここは世界遺産にも登録されている区域なのですが、街の中心地から少しだけ離れているせいか、すれ違う人はほとんどいない。
住人のほとんどが大学関係者ということで、たま〜に見かけるのは 学生さんか 研究者の家族の人たちだけ。実に静かです。
この区域を歩いていると、何だか中世にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。
ルーヴェン大学の学生さんたちが使っているのか、大学の名前が入った自転車を何台も見かけました。
この区域の石畳はとてもゴツゴツしていて、雰囲気があります。でも、歩きにく〜い! 足裏マッサージになりそうな感じの石畳ですね。
このベギンホフの区域は全体を塀で囲まれています。出入り口はいくつもあるのですが、下の写真はその中の一つ。とても雰囲気がある門です。
ここには、世界最古のカトリック大学のうちの一つ ルーヴェン大学があります。ヨーロッパの学生街独特の雰囲気が堪らなく大好きです。
ちなみに、ルーヴェン大学の建物は街中に分散しています。街を歩きながら、大学の建物を探すのも楽しいかも♪
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今回泊まったホテルの周りは、13世紀の家々がそのまま残る中世の街並みが広がっていました。「Begijnhof(ベギンホフ)」と呼ばれる区域です。
ここは世界遺産にも登録されている区域なのですが、街の中心地から少しだけ離れているせいか、すれ違う人はほとんどいない。
住人のほとんどが大学関係者ということで、たま〜に見かけるのは 学生さんか 研究者の家族の人たちだけ。実に静かです。
この区域を歩いていると、何だか中世にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。
ルーヴェン大学の学生さんたちが使っているのか、大学の名前が入った自転車を何台も見かけました。
この区域の石畳はとてもゴツゴツしていて、雰囲気があります。でも、歩きにく〜い! 足裏マッサージになりそうな感じの石畳ですね。
このベギンホフの区域は全体を塀で囲まれています。出入り口はいくつもあるのですが、下の写真はその中の一つ。とても雰囲気がある門です。
2017年4月26日
Mies Bloch(ミース・ブロッホ)の『オランダの12ヶ月』〜4月編
ミース・ブロッホのクロスステッチ図案『12ヶ月』。
彼女がイメージするオランダの一年の移り変わりを描いた作品です。
この中の「4月」について、ショップで図案本を購入して下さった方やインスタで繋がっている方など複数の方たちが皆一様に「不思議だなぁ」という感想をお持ちのようなので、少々解説を…。
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ミースさんが描いた「4月」。かつては「Grasmaand(フラスマーントュ)」と呼ばれていました。
オランダ語で「gras」というのは、草や芝生という意味です。つまり、4月は「芽吹く」月。
実際、オランダは4月に入ると街中の緑は徐々に濃くなり、畑のチューリップも下の写真のように 見頃を迎えます。
なのに、なぜミースさんは4月の図案にこの「みぞれ混じりの雨」を選んだのでしょうか? 鉢植えのお花はカラフルなのに、冬の光景に見えますよね?
それは…。
この一場面も、オランダの4月をよく現している光景だからです。
オランダの天候は年間を通して、本当に安定しません。晴れていたかと思うと雨がいきなり降り出し、雨がやんだかと思うと一瞬晴れてまた雨…。
極端な状況になると、我が家でも前庭は晴れているのに後ろ庭は雨…ということが時折あります。
これを書いている今現在も、窓の外を見ると…。
白い雲の中に混ざる黒い雲が次々と流れてきて、晴れているのに小雨が時折降ってきます。今日は雨ですが、昨日と一昨日は晴れ間の中に雹が舞い降りてきていました。
春になると太陽の日差しはそれなりに眩しくなってくるのですが、風が冷たいので気温は低く、今の時期でもダウンコートとロングブーツを着用するのが常。
正にミースさんが描いた風景そのものなのです。
オランダに住み始めて20年弱になりますが、「オランダは天気が安定しない」ということを本当に実感しています。一日のうちで、「曇り、雨、晴れ」が目まぐるしく繰り返される日がとても多いのです。
年間を通じて風が強い国でおまけに山がないので、空を流れる雲の流れがとても早く、コロコロとお天気が変わります。
おまけに、季節ごとの天候もとても気まぐれ。1〜2年住んだだけでは分からないのですが、数年以上オランダに住むと、「日本のように◯月は大体こんな気温でこんな天気が続く」という常識が通用しないことを実感します。
夏でもノースリーブの服を着た翌日にダウンジャケットを羽織ったりする時もあったり…。とにかくお天気も気温も実に気まぐれ。なので、タンスの中にはいわゆる夏服と冬服が混在して並んでいます。
衣替えという概念もないので、「自分が寒ければ着込む。暑ければ薄着」という感じで暮らしています。だから、7月でも半袖の人もいれば、革コートにロングブーツを身に付けている人もいたり…。
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以下の写真は高速道路を走っている時に撮った写真です。写真の右側は雨で、左側は雨が降っていないのがお分かりになりますでしょうか? 実際に見ると、もっと境目がはっきりと分かってとても面白い景色です。
白い雲と黒い雲。晴れと雨。全てが混在しています…。
黒雲は厚いのですが、晴れている箇所もあります。
なので、車を走らせていると…。土砂降りになったり、晴れたり… 。実に忙しい。
高速を降りたら、晴れ間がぽっかりと。でも、車のフロン トガラスには雨が落ちてくる…。
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私もオランダに住むまでは、「オランダ=青空の下に広がるチューリップ畑と風車」だったのですが、実際は全く違います。
家族ともよく「観光ブックに載っているオランダの写真は、晴れた瞬間に急いで撮ったものが多いよね」と話していたり…。
なので、オランダ旅行に来られた方で、「晴れの日が続いて、そんなに寒くない」という数日間を過ごすことができた場合は、とてもラッキーです。
実は、先月に日本から我が家に泊まりに来た友人たちが、そんなラッキーな人たちでした♪
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ちなみに、オランダ人はまず傘をさしません。風が強く、雨は降ったりやんだりの繰り返しなので、傘ではなくフード付きコートを着用するのが常。
というか、オランダ人は濡れても気にしないので、髪の毛が雨でぐしょぐしょになっていても、そのまま自然乾燥。体温が高めなので風邪もそんなにひかない…らしいです。
彼女がイメージするオランダの一年の移り変わりを描いた作品です。
この中の「4月」について、ショップで図案本を購入して下さった方やインスタで繋がっている方など複数の方たちが皆一様に「不思議だなぁ」という感想をお持ちのようなので、少々解説を…。
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ミースさんが描いた「4月」。かつては「Grasmaand(フラスマーントュ)」と呼ばれていました。
オランダ語で「gras」というのは、草や芝生という意味です。つまり、4月は「芽吹く」月。
実際、オランダは4月に入ると街中の緑は徐々に濃くなり、畑のチューリップも下の写真のように 見頃を迎えます。
なのに、なぜミースさんは4月の図案にこの「みぞれ混じりの雨」を選んだのでしょうか? 鉢植えのお花はカラフルなのに、冬の光景に見えますよね?
それは…。
この一場面も、オランダの4月をよく現している光景だからです。
オランダの天候は年間を通して、本当に安定しません。晴れていたかと思うと雨がいきなり降り出し、雨がやんだかと思うと一瞬晴れてまた雨…。
極端な状況になると、我が家でも前庭は晴れているのに後ろ庭は雨…ということが時折あります。
これを書いている今現在も、窓の外を見ると…。
白い雲の中に混ざる黒い雲が次々と流れてきて、晴れているのに小雨が時折降ってきます。今日は雨ですが、昨日と一昨日は晴れ間の中に雹が舞い降りてきていました。
春になると太陽の日差しはそれなりに眩しくなってくるのですが、風が冷たいので気温は低く、今の時期でもダウンコートとロングブーツを着用するのが常。
正にミースさんが描いた風景そのものなのです。
オランダに住み始めて20年弱になりますが、「オランダは天気が安定しない」ということを本当に実感しています。一日のうちで、「曇り、雨、晴れ」が目まぐるしく繰り返される日がとても多いのです。
年間を通じて風が強い国でおまけに山がないので、空を流れる雲の流れがとても早く、コロコロとお天気が変わります。
おまけに、季節ごとの天候もとても気まぐれ。1〜2年住んだだけでは分からないのですが、数年以上オランダに住むと、「日本のように◯月は大体こんな気温でこんな天気が続く」という常識が通用しないことを実感します。
夏でもノースリーブの服を着た翌日にダウンジャケットを羽織ったりする時もあったり…。とにかくお天気も気温も実に気まぐれ。なので、タンスの中にはいわゆる夏服と冬服が混在して並んでいます。
衣替えという概念もないので、「自分が寒ければ着込む。暑ければ薄着」という感じで暮らしています。だから、7月でも半袖の人もいれば、革コートにロングブーツを身に付けている人もいたり…。
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以下の写真は高速道路を走っている時に撮った写真です。写真の右側は雨で、左側は雨が降っていないのがお分かりになりますでしょうか? 実際に見ると、もっと境目がはっきりと分かってとても面白い景色です。
白い雲と黒い雲。晴れと雨。全てが混在しています…。
黒雲は厚いのですが、晴れている箇所もあります。
なので、車を走らせていると…。土砂降りになったり、晴れたり…
高速を降りたら、晴れ間がぽっかりと。でも、車のフロン
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私もオランダに住むまでは、「オランダ=青空の下に広がるチューリップ畑と風車」だったのですが、実際は全く違います。
家族ともよく「観光ブックに載っているオランダの写真は、晴れた瞬間に急いで撮ったものが多いよね」と話していたり…。
なので、オランダ旅行に来られた方で、「晴れの日が続いて、そんなに寒くない」という数日間を過ごすことができた場合は、とてもラッキーです。
実は、先月に日本から我が家に泊まりに来た友人たちが、そんなラッキーな人たちでした♪
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ちなみに、オランダ人はまず傘をさしません。風が強く、雨は降ったりやんだりの繰り返しなので、傘ではなくフード付きコートを着用するのが常。
というか、オランダ人は濡れても気にしないので、髪の毛が雨でぐしょぐしょになっていても、そのまま自然乾燥。体温が高めなので風邪もそんなにひかない…らしいです。
2017年4月24日
Mies Bloch(ミース・ブロッホ)の「ストリートオルガン」
ミース・ブロッホ図案による「ストリートオルガン」。
このクロスステッチを入れていた額を取り替えるために、一時的に作品を額から取り外したので、ちょうど良い機会と思って写真を撮ってみました。
ストリートオルガンの音色に合わせて踊る子どもたちがとても生き生きと描かれていて、ミースさんらしい作品だなぁと思います。
ここに集う人々の服装を見ると、少し年代を感じる構図かもしれませんが、このストリートオルガンは今現在のオランダでも健在。
オランダ各地にはいろんなデザインのストリートオルガンがあり、アンティーク市場でも実際のオルガンの取り引きがされていたりします。
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私が住まうデルフトにもこのストリートオルガンはあり、道行く人々の癒しになっています。
デルフト旧市街で行われるオープンマーケットの日に登場するストリートオルガン。フェルメールの故郷デルフトらしく、『真珠の耳飾りの少女』が中央に描かれています。
旧市街で何かイベントが行われている時にはいないこともあるのですが、春〜秋にかけてのオープンマーケットの日には大抵出会うことができます。
ただ、いつもこの場所にいるわけではなく、その時々によって演奏場所は様々。台車と一体化したストリートオルガンは、デルフト旧市街の中を時折移動しながらその音色を道行く人たちに聞かせてくれるのです。
では、Mies Blochが描いたストリートオルガンのクロスステッチと実際のものとを見比べてみましょう。
オルガンの両端に立つおじさんたちが手に持っているのは、道行く人たちにユーロコインを入れてもらう金物製容器。演奏に合わせてこれを振るので、コインのシャカシャカとした音も鳴り響いてきます。
音色はまた次回に…。
動画を撮ってきた時にお披露目したいと思います。
---
そうそう。先日出かけたキューケンホフ公園にもストリートオルガンはあります。
こちらのストリートオルガンはかなり大きく、傍に近づくと圧倒される感じ。
私的には、こういう巨大なものより毎週デルフト旧市街で見かける台車タイプのストリートオルガンのほうが好き…かな。
ちなみに、ストリートオルガンの裏側はこんな感じです。
このクロスステッチを入れていた額を取り替えるために、一時的に作品を額から取り外したので、ちょうど良い機会と思って写真を撮ってみました。
ストリートオルガンの音色に合わせて踊る子どもたちがとても生き生きと描かれていて、ミースさんらしい作品だなぁと思います。
ここに集う人々の服装を見ると、少し年代を感じる構図かもしれませんが、このストリートオルガンは今現在のオランダでも健在。
オランダ各地にはいろんなデザインのストリートオルガンがあり、アンティーク市場でも実際のオルガンの取り引きがされていたりします。
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私が住まうデルフトにもこのストリートオルガンはあり、道行く人々の癒しになっています。
旧市街で何かイベントが行われている時にはいないこともあるのですが、春〜秋にかけてのオープンマーケットの日には大抵出会うことができます。
ただ、いつもこの場所にいるわけではなく、その時々によって演奏場所は様々。台車と一体化したストリートオルガンは、デルフト旧市街の中を時折移動しながらその音色を道行く人たちに聞かせてくれるのです。
では、Mies Blochが描いたストリートオルガンのクロスステッチと実際のものとを見比べてみましょう。
オルガンの両端に立つおじさんたちが手に持っているのは、道行く人たちにユーロコインを入れてもらう金物製容器。演奏に合わせてこれを振るので、コインのシャカシャカとした音も鳴り響いてきます。
音色はまた次回に…。
動画を撮ってきた時にお披露目したいと思います。
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そうそう。先日出かけたキューケンホフ公園にもストリートオルガンはあります。
こちらのストリートオルガンはかなり大きく、傍に近づくと圧倒される感じ。
私的には、こういう巨大なものより毎週デルフト旧市街で見かける台車タイプのストリートオルガンのほうが好き…かな。
ちなみに、ストリートオルガンの裏側はこんな感じです。
2017年4月23日
ドット柄にハーダンガー刺繍
ハーダンガー刺繍の新作を刺し始めました。
リネンがどっさり入っている箱を物色してみたら、ドット模様の生地が出てきて面白そうだったので、使ってみることに。
ただ、PCを前にするとデザインが全く思い浮かばないので、いつものように刺しながらデザイン決め。なので、最終的にどんなデザインになるのか自分でも分からず、ワクワク〜♪
糸も青系のものをいくつか並べてみて、どこにどういう風に配置するかまだ思案しながら刺しています。
ここ半年ほどはずっと40ctリネンにハーダンガー刺繍を施していたので、今回の この32ctリネン。刺すのが楽かなと思いきや、青い布色にドット模様が邪魔して、最初はちょっと刺しにくかったー。
リネンがどっさり入っている箱を物色してみたら、ドット模様の生地が出てきて面白そうだったので、使ってみることに。
ただ、PCを前にするとデザインが全く思い浮かばないので、いつものように刺しながらデザイン決め。なので、最終的にどんなデザインになるのか自分でも分からず、ワクワク〜♪
糸も青系のものをいくつか並べてみて、どこにどういう風に配置するかまだ思案しながら刺しています。
ここ半年ほどはずっと40ctリネンにハーダンガー刺繍を施していたので、今回の この32ctリネン。刺すのが楽かなと思いきや、青い布色にドット模様が邪魔して、最初はちょっと刺しにくかったー。
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