オランダに住む外国人が受けなければいけないInburgeringstoets(インブルヘリンフストュッツ)。
日本人の間ではインブルゲリングという表記で意味が通じます。
なお、日本語では「オランダ市民化テスト」と訳す場合が多いようですが、これはいわゆる「オランダ政府による外国人対象のオランダ語テスト」です。
ただし、「駐在員家族」、「留学生」、「フリーランスビザ所有者」、「EU国籍者とそのパートナー」、「スイス国籍者とそのパートナー」、「トルコ国籍者とそのパートナー」、「国連関連機関で働く人」は、このテストからは除外されています。
最近増えている フリーランスビザでオランダ移住されてきた日本人の方たちは、今のところはこの試験は免除されていますので、ご安心を〜。
というわけで、今現在オランダに住む日本人でこの試験を受ける義務があるのは、「オランダ人と結婚した人」か「現地企業や大学等でパーマネント契約で働く人とそのパートナー」です。
私も幸か不幸か、「この試験を受けなければいけない人」の中に入ってしまっているので、一昨年から去年にかけては試験準備に忙殺されていました。
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【オランダ市民化テストについて】
この外国人用オランダ語試験。義務化されたのが、約10年ほど前のこと。EU国籍者と
当時既に、私はいわゆるオランダの永住権も取得していたのですが、永住権持ちでもこの試験は逃れられない。
この試験が導入されたきっかけは増え続ける移民難民対策だったと思うのですが、既に長
そんな中、最初に市から「試験を受けるように」という通達が私に届いたのは5〜6年前だったと思います。でも、当時私は諸々のことで忙しく、とてもじゃないけれど試験準備をする時間も精神的余裕もなく…。
市にはあれこれと言い訳をして、試験から逃れていました。でも、さすがに一昨年になってそこそこ高額の罰金通達が来てしまい、嫌々ながら試験準備開始。
実は17年前にオランダに来てすぐに1年ほどオランダ語学校には通っていたのですが、「
というわけで、けっこう嫌々通い始めた学校ですが、これが思いがけず楽しかったのが救
本来は6つの科目を受けないといけない試験なのですが、私の場合は永住権があるので5つだけ受ければ良いと言われ、それに関してはラッキー♪ でも、このオランダ語試験はなかなかハード。全ての科目に合格するまで何度でも受け直さない
まぁ必ず受からないといけない試験ならばそんなに難しくないんじゃないの?と思ってい
でも、そのニュースを耳にしてから、急遽試験対策を練ったのが効を相し
そして、1ヶ月が過ぎた頃に合否レターが届き…。
全ての科目が合格していました。まさかすべての科目で一発合格できるとは思ってもいなかったので、嬉しかった〜♪ 大学受験以来の猛勉強を毎日せっせとやっていた甲斐がありました。
参考までに…。
私は以下の順番で2日に分けてテストを受けました。
1.Luistervaardigheid(聞く)
2.Leesvaardigheid(読む)
3.Kennis Nederlandse Maatschappij(オランダ常識)
4.Schrijfvaardigheid(書く)
5.Spreekvaardigheid(話す)
一番イヤだったスピーキングのテストが最後だったのが良かったみたいです。
ちなみに、上記3番のテスト−オランダ常識は、オランダに住むにあたって知っておかなければいけないことを問われるテストです。オランダの歴史、地理、政治、宗教、福祉、教育等など多岐に渡る細かい項目がテストには出るので、これもしっかり勉強しました。
ただ思ったのは、オランダにそこそこ長く住んでいる人ならこの3番のテスト科目はけっこう余裕でクリアできるのではないかな〜と。
そうそう。
試験前にこのサイトの模擬試験をダウンロードして全部やっておいたことも良かったみたいです。試験形態をよく理解していたので、初めての試験会場でもそれほど緊張せず受けることができました。
というわけで、オランダ語試験も全部突破できたので、今は幸せなたくさんの刺繍時間〜♪ 今週もせっせと毎日チクチクしています。