アンジェリーク

2016年12月26日

第1クリスマスデーと第2クリスマスデー


オランダで迎えるクリスマス。
今年で17回目になりました。

日本のクリスマスとはだいぶ異なり、ここではクリスマスはいわゆる日本のお正月のような感覚です。親戚家族一同が集まって食事をする。これがこちらでのクリスマス。

クリスマスイブはあくまでもイブ。日本のように、恋人たち同士の夜ではありません。翌日のクリスマスの準備日です。

重要なのは、「第1クリスマスデーの25日」と「第2クリスマスデーの26日」。

25日はほとんどのお店やレストランが閉まり、街中は閑散としています。うちの近所も毎年25日はシーンと静まり返っていて、家の前を通るのは犬の散歩をしている人くらい…かな。

というわけで、我が家も毎年25日と26日は家族だけでのんびりとまったりと過ごすのが慣例になっています。


今年のクリスマスディナーのメイン料理。最初は丸ごと七面鳥にしようかどうしようか迷ったのですが、簡単なほうのローストビーフにしてしまいました。ちなみに、前菜はパンプキンスープ。それと、フランスパンを焼いてみました。



我が家のお酒担当はいつも夫。食前酒は巨峰のリキュール。メイン料理に合わせたのはボルドーの赤。とてもフルーティーな香りで絶品! 美味しかった〜♪



オランダでは、ツリーも新年明けまで出しておく慣習なので、このままずーっとクリスマス気分が続きます。毎日のように、夫にグリューワインやらカクテルやらを作ってもらって、幸せ気分♪




外は寒いし昼間でも薄暗いけれど、キャンドルの灯りがとても似合うオランダのこの季節。かなり好きです。

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2016年12月25日

日本人会のクリスマスパーティー


オランダは、ただ今クリスマスシーズン真っ盛り。

我が家も22日から家族全員がクリスマス休暇に入り、まったりのんびりと過ごしております。

そして、今年もデルフト日本人家族会の面々が我が家に集って、

クリスマスパーティーが開催されました。


今現在のデルフト。日本人家族が増えてきていて、ここ20年ほどの間では一番日本人が多い状況になっています。小さなお子さん連れのご家族が多いのですが、こうやって大人だけで集まって飲んで食べて喋って…という会を定期的に開いています。

普段はオランダ語で囲まれている世界ですが、たまに日本語だけで思いっきり話せる場を持つことはとても大切。会員はデルフト在住者に限らずオランダ国内ならどなたでも参加できますので、興味を持たれた方はどうぞご連絡ください♪







で、23日のクリスマス会。毎回、皆さんがお料理やお酒類を持ち寄って下さるのですが、今年も豪勢なお料理が並びました。




あと、毎回必ず作るのが、この夫特製のグリューワイン。今年も皆さんに「美味しい!」とお褒めいただきました。スパイスの香り漂う甘いグリューワインは体を温めてくれるので、この時期には最強の飲み物です。


オランダのクリスマスは、25日の第一クリスマスデーと26日の第ニクリスマスデー。新年1月5日までツリーも出しっ放しのままなので、まだまだクリスマスは続きます。



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2016年12月23日

クリスマスハウスのクロスステッチ


2年前、近所の手芸フェアで出会ったクロスステッチのキット。ドイツの手芸店オリジナルのクリスマスハウスです。

こちらの手芸フェアに出店するのは、ほとんどがオランダのお店。でも、少数ながらドイツやベルギーからの出店もあったりするので、普段なかなかお目にかかれないキットとの出会いが楽しみだったりします。


ただ、このキット。

糸が全部まとめて入っているタイプ。なので、刺し始める前の糸の仕分けが少々面倒でした。おまけに、説明書きはドイツ語。ただ、オランダ語と似ている部分も多いので、オランダ語の知識を頼りにまぁ大体の内容は推測できました。



オランダ語の勉強は好きではないのですが、ヨーロッパに住んでいると役立つことも多いので、やっていて損はないのかなと思いつつ…。でも、語学の勉強をする時間は全てチクチクタイムに当てたい!というのが本音だったりもします。

EU国籍以外の大抵の移民が受けなければいけないオランダ語の国家試験。私は既に何とか無事に合格済みなので、もう特にこれ以上勉強しなくても市から何か言われることはないのですが、刺繍時間の合間に気ままにオランダ語の勉強はすることにしています。

でも、そうは言っても、やっぱり刺繍時間のほうが断然楽しいですけれど、ねー♪




このキットを刺している頃は、ちょうどオランダ語国家試験の勉強の最中だったのですが、勉強中のストレス解消にちょうど良い感じでした。

ただ、ラメ糸を使うし、かなり変則的な刺し方をするバックステッチの箇所もあったりして、見た目以上の刺し応え。なかなか面白い図案で、刺していて楽しかったです。


来年の手芸フェアで、またこちらのドイツの手芸店。出店してくれるといいなぁ。と、今年もまたこのクリスマスハウスを玄関先に飾りながら、思うのでした。


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2016年12月20日

フレッシュツリーとハーダンガー刺繍のベル



12月5日のシンタクラースのお祭りが過ぎた後、オランダはいよいよクリスマスシーズンに突入します。

何年か前から、我が家ではツリーに生モミの木を使うようになりました。


12月に入ると、オランダのあちらこちらで生モミの木が売られ始めます。大型園芸店ではもちろんのこと、比較的店舗面積の広いスーパーでも取り扱われている生モミの木。

更に、普通の道沿いにも臨時の生モミの木売り場が出現したり…。


オランダには自然な森というものがほとんどないので、これらのモミの木は北欧などからの輸入品ですが、
生モミの木は実に身近な存在です。


生モミの木がたくさん置いてある空間に入ると、フレッシュなグリーンの香りが充満しています。一つ一つ形も大きさも異なるので、じっくりと吟味。この選ぶ時間も楽しい♪





 

我が家のツリーの飾りは「白」がベース。毎年少しずつ飾りを買い足していたり、壊れるものもあったりするので、その年ごとに少しツリーの様子は変わりますが、基本は「白」。








何年か前に刺したハーダンガー刺繍のクリスマスベル。



これは赤いのでツリーに飾ることはありませんが(写真は撮影用)、この時期になると仕舞っておいたものを取り出して、リビングのドアにかけたりしています。


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2016年12月6日

デハール城のクリスマスマーケット




先週末の話になりますが…。
我が家の慣例行事になりつつあるデハール城のクリスマスマーケット。

ここに行かないと、本格的な冬を迎えた気にならない!

というわけで、今年もかなりの厚着をして出かけてきました♪

デハール城のクリスマスマーケットはとても落ち着いていて、お店の人たちも訪れている人たちも感じの良い雰囲気に満ちているので、大好き!

お昼過ぎから夜9時過ぎまで、ゆっくりとマーケットを楽しんできました。
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デハール城はユトレヒトの郊外にあります。高速道路を降りてからだいぶ下道を走ると、このような正門が見えてきます。

童話の世界に出てくるような可愛らしいとんがり屋根の正門♪

正門の奥左手にチケット売り場があるので、そこで入場料と駐車チケットを購入。ちなみに、事前にネットで購入しておいたほうがお得です。

うちは去年こちらに名前と連絡先を記入しておいたので、今年はお城からの招待状が届き、ネットより更に割安の入場料で済みました。



そして、お城へと続く道にはたくさんの出店が並んでいます。クリスマスとは全く関係のないような出店(例えばフライパンやお鍋を売っている出店とか…)もあるのですが、もちろんクリスマスっぽい品揃えもたくさん!



そして…。

クリスマスマーケットでの楽しみといえば、やはりスイーツの出店。こちらは
ルーマニアで生まれ、チェコとドイツで広まったチムニーケーキ。ハンガリーの伝統菓子としても有名だそうです。
木製棒に生地を巻きつけて焼いていきます。シナモンをかけたものを注文してみましたが、とーっても美味!




もちろん、オランダ名物ストロープワッフルのお店も♪

去年も思ったのですが、ここのお店。オランダで一番美味しいワッフルを焼くお店なんじゃないかな〜♪ 甘ったるくない優しい蜜にサクサクのワッフル生地。美味です。




白いとんがり屋根のテントが、これらの出店です。クリスマスマーケットといえばこの白いとんがり屋根テントなのですが、いつ見てもお洒落感がいっぱい!




夕焼けが美しかったので、お城と一緒にパチリ!




そして…。
これが、デハール城を正面から見た光景。とっても美しいお城です。内部のお部屋もなかなかゴージャスなのですが、残念ながら室内の写真撮影は禁止。

ちなみに、デハール城には、世界各国から歴代城主が収集したものもさりげなく置いてあります。日本の葵の御紋付き徳川の籠もあったりするので、ここに行かれる場合は探してみて下さい。




そして…。
出店に並ぶ品々もほんのちょこっとだけ写真に撮ってきました。







もちろん
生もみの木を始めとしたツリーもたくさん売られています。




お城の中庭にも、真っ白とんがり屋根の出店のテントがズラッと並びます。かなり底冷えする寒さなのですが、皆さんがグリューワインやホットチョコレート等を飲んで体を暖めながら、マーケットを楽しんでいました。





城内の教会では、毎年宝石の販売がされています。きれいな原石もいっぱい置いてあります。天井が特徴的な教会です。


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【デハール城の情報】
住所:Kasteellaan 1, 3455RR Haarzuilens

URL:http://www.kasteeldehaar.nl/


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2016年12月4日

Mies Bloch「ドライフラワーの花束」


Mies Bloch(ミース・ブロッホ)のドライフラワー。

15年以上前から、地元のアンティーク市で時々見かけていたこの作品。

自分でも刺してみようかなという気になって、一昨年この図案を探し出して購入してみました。ただ、その後オランダ語の国家試験勉強があったため、ずーっと封印。

で、この夏に試験も無事に突破できたので、10月からようやく刺し始めることにしました。



過去、大勢のオランダ人の方たちが刺してきている このドライフラワー。指定は真っ赤なリネン。でも、色々と見ていると、皆さんが好きな色のリネンで刺しています。

「どの色のリネンで刺そうかな〜?」という『布選び』から楽しめるというちょっとお得感のあるチャートです。


私は、ドライフラワーの自然な雰囲気を出したくて、この砂色のリネンで刺すことにしました。


とは言っても、ハーダンガーと並行してのチクチクタイムなので実にスローペース。いつ仕上がるかは未定ですが、出来上がりが楽しみ♪ 仕上がったら、ゲストルームに飾ってみようかなぁと計画中…。


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こちらのチャート。つい先日オープンしたばかりのネットショップでも取り扱っています。興味のある方はお問い合わせ下さい。

ちなみに、こちらのショップ。今現在はまだ特にこのブログ以外での宣伝はしていないのですが、お陰様でポツポツと注文が入るようになってきました。

オランダから日本までの郵送料やその他諸々の諸経費がネックなのですが、この感じだと何とか運営していけそうです。アンティークの図案発掘はなかなか骨が折れるのですが、新しいものの発見はやはり楽しいですね。

春になると、地元のアンティークマーケットも開くので、また新規に色々と入手できるかと思います。今から春が待ち遠しい…♪



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