オランダのゼーラント(Zeeland)州にある、世界一長いクロスステッチ。
それは、ゼーラント出身の人々243人がそれぞれモチーフを考案して刺したリネンをつなげて一枚の作品にしたものです。
その全長は、なんと約125メートル。
そして、この243人の作品を全て収めたものが、この本。『Door ons gedaen』というわけです。
1ページにつき1作品。一つ一つの作品について詳しく解説されていて、読み物として大変面白い本です。ただ、残念ながら掲載されている図案は極々一部のみ。
あくまでも、それぞれの刺し手が刺した各作品の背景を知ることが第一の目的という感じの本です。
以下の写真は243作品の中の極々一部ですが、そのモチーフはオランダやゼーラント州に関すること以外に、家族や植物など多岐に渡っています。
この全長125メートルの刺繍を実際に目にしたくて、去年ゼーラント州へ出かけたのですが、普段は一般公開はしていないとのこと。残念…。
でも、ゼーラントはとても可愛らしい街で、とても楽しめました。というわけで、ゼーラント訪問記はまた後日に…♪